千葉で建てる平屋 ロフトや中庭の注意点とは
「そろそろ新築を」とお考えの方の多くは「家といったらやっぱり二階建て」と思ってらっしゃるかもしれません。
日本で建てられている住宅の中では、やはり二階建てが多く、全体的な割合は約8割にものぼっています。(平成20年 住宅・土地統計調査より)
しかしながらここ数年のあいだ、住宅に対する価値観も大きく変化してきています。
以前であれば二階建て住宅を希望してきた若い世帯の方が、「平屋」の特徴を活かすことで「新たな一面を見いだしている」部分も大きな要素のひとつです。
今回は「千葉で新たな住宅を建てる」中から、「平屋住宅の可能性」についてクローズアップしてみましょう。
平屋の魅力や、平屋をさらに快適にする工夫など様々な情報を集めました。
建築後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、しっかりと平屋住宅の特徴を把握しておきましょう。
注目度上昇中!平屋住宅
日本の住宅は元々「平屋づくりの家」が主流でした
しかし住宅を取り巻く様々な環境から二階建て住宅を選択するご家庭も多くなり、現在は二階建てが主流となっています。
以前の住宅はどちらかと言うと、ここは居間、ここは台所、ここは客間など、空間を目的別に分けて考える住宅が多かったようです。
しかし最近の住宅では、
○ LDKなど空間を一体化し、広々とした空間を作り出す。
○ あえて壁を作らないことで、スペースの狭さを感じさせない工夫をする。
○ 空間を共有化することにより、間取り全体の自由度をアップさせる。
など、「いかに空間を使いやすくし、快適性を高めるか」ということに重点を置いた間取りも多くなってきています。
住宅に対する価値観の変化は、求める住宅のスタイルにも大きく係わっているのです。
平屋住宅 ワンフロアの魅力と可能性
平屋住宅では、リビングダイニングやキッチンなどの共有スペースと、寝室などのプラベートスペース。
お風呂など水回り空間が「ワンフロア」に収まります。
そのため、間取りの配置によって「無限のパターンを配置」することができます。
間取りによる自由度が、平屋住宅の魅力をさらに高めています。
平屋住宅の最大のメリットは、「どんな年代も安心して暮らせるバリアフリー環境」と「効率よい動線の実現」と言えます。
バリアフリーの面では、以前は足腰の不自由になった方などをサポートするという意味で取り入れられていました。
現在では、住宅内の段差を少なくすることにより、小さなお子様への危険も防止できるなど、「若い年代」の方にも新たなニーズとして人気が高まっています。
ワンフロアという限られた空間の中で、自分たちがどうしたら快適に暮らせるか、どうやったら庭との一体感を感じられるか・・・など、間取りや動線の工夫することにも喜びを見出す方が増えています。
これから先を考えて 住宅選びも変化している
住宅は家族が長きにわたって集う空間。
そのため家族構成やライフスタイルの変化により、必要とされるものも変化します。
小さかった子どもたちが大きくなることで個室が必要になった場合、二階建て住宅の広さは魅力的に映ります。
しかし子どもたちがさらに成長し独立をすることで、いずれは夫婦水入らずに戻る。
このように家族の生活環境は変化し続けていきます。
そこで「ライフステージに合わせて住みやすい環境にする」ための選択肢の一つとして、いま平屋住宅がクローズアップされています。
千葉の自然を活かす!平屋の形状と日当たりの関係性
平屋住宅の間取りは、大きく分けると「I型」「L型」「コの字型」「口の字型」の4つのタイプに分けることができます。
どんな形状をセレクトするかによって、大きく変化するのも平屋住宅ならではです。
平屋住宅にはたくさんの魅力が備わっていますが、メリットがあればそこには必ずデメリットも存在します。
平屋住宅のデメリットと上げられているひとつが、「日当たりの確保の難しさ」です。
特に建築面積が広くなればなるほど、建物の中心部は窓などから離れてしまいます。
そのため「日当たりが悪い」と感じてしまうケースもあります。
回避方法としては、「I型」や「L型」、「コ型」の場合、周囲に配慮を加えることで、自然環境を取り入れる家づくりも可能です。(敷地の広さや形状により異なります)
「口の字型」では、中央に中庭を設置することで採光と通風に配慮することもできます。
例えば同じ中庭の設置でも、樹や花々の多い庭にすることで「自然と空間の共存を楽しむ」こともできれば、中庭を中心に渡り廊下を作ることで回遊率をアップさせることも可能です。
また周囲への配慮を取り入れる中庭は、防犯性のアップなどプライバシー面にも効果が期待できます。
デメリットを嘆くのではなく、デメリットを知り、どう改善するかによって暮らしやすさを高めることはできるのです。
風土によってはこんなアイデアも
住宅の形状によっては、ウッドデッキやテラスなどの方が使いやすいパターンもあります。
リビングから続くようにウッドデッキやテラスを設けることで、「アウトドアリビング」としてウチとソトを自然に繋げることも可能です。
こちらのお住まいは二階建てではありますが、屋根・周囲を囲ったサンルームを配置しています。
風が強い、家族がアレルギーなど、環境や状況によって有効活用することが可能です。
ワークスペースとして活用できる!ロフト
平屋住宅のデメリットと上げられているもうひとつが、「スペース不足による狭さ」です。
確かに二階建て住宅の場合、今あるスペースの上に空間を確保することができるので、同じ敷地でも倍のスペースを用意できます。
その部分を正面から考えた場合、平屋住宅は二階建て住宅には及ばないでしょう。
しかし平屋住宅の場合、上に空間がない分間取りや天井高、スキップフロアなど「家づくりの自由度が高い」という特徴があります。
リビングダイニングの天井を通常の住宅よりも高くとり、大開口を作ることで開放感を楽しむこともできます。
こちらのお住まいでは、天井を斜めに建築することで空間の広さを創造し、ハスキー犬のため玄関から続く広い土間スペースを設けるなど、大切なペットと快適に暮らすための工夫が施されています。
空間をうまく活用し、シューズクローク付きの玄関付近にスキップフロアを設置しています。
平屋住宅でも、高低差を楽しむ家づくりは可能なのです。
スタディスペースやテレワークなどのワークスペースとしても大活躍します。
ロフトは条件をクリアすれば非課税に
ロフトやスキップフロアなど、空間を有効活用できることだけがメリットではありません。
例えばロフトは条件(1.4メートル以下の天井高・面積はロフト部分直下階の8分の1まで、などの建築基準法)をクリアすれば階数にカウントされず、固定資産税など税金面でのメリットが生まれます。
そして先ほどご紹介した中庭も、屋根がないことで延べ床面積には含まれないなどの部分もあります。
ただしロフト・スキップフロア、中庭でもそうですが、1番大切なのは「どう使うのか」という目的が重要です。
目的のない空間は、いずれ使用されなくなる可能性も高く、無用の長物になりかねません。
「こういう空間が欲しい」
「こういった動きをしたい」など、自分たちの思いを家づくりのパートナーに投げかけてみましょう。
住宅の持つ可能性は、自分たちで考えるだけではなくプロに相談することで広がっていきます。
クレアカーサで建てた「平屋」のお住まいを紹介
クレアカーサでお手伝いさせていただいたお客様の中でも、のびのび平屋生活を味わっている方が多くいらっしゃいます。
あなたの家づくりの参考にしてみてください。
リビングにフリースペースのあるシック&モダンスタイルの平屋
外壁は、シックな黒いガルバリウム鋼板に思わず目を引くウェスタンレッドシダーをプラス。
下の画像の様に、夜は樹木をライトアップすることで、昼間とは異なる優雅な印象を与えてくれます。
「“和”に寄り過ぎずシックに」をコンセプトにした室内は、茶・白・グレー・黒をベースにし、モダンで落ち着きのある空間になっています。
リビングにあるフリースペースは、家事や遊び、読書など自由空間として設置。
キッチンに立つ家族と視線が合うなど「自然とコミュニケーション」を図ることができます。
さりげないアイデアがたくさんつまった住まいに仕上がりました。
こちらのお住まいをもっと見たい方はこちら>>「リビングにフリースペースのあるシック&モダンスタイルの平屋」
趣味の自転車を愉しむ土間空間とロフトのある平屋
太陽光発電システムと床下冷暖房システム搭載でエコロジーな暮らしを実現されている平屋のS様邸。
ウチとソトをつなぐ土間スペースはご主人様のお部屋に直結し、趣味の自転車をメンテナンスしたりディスプレイするなど自由度の高い間取りになっています。
勾配天井で梁の見えるリビングは、ロフトからも光を取り入れることで開放感のある空間になっています。
空間を活用したロフトは、個室空間を保ちながらも、家族とのコミュニケーションも取りやすい配慮が取り入れられています。
勝手口近くには使い勝手の良いパントリー。
ダイニングにもサッと使える書斎など、収納力と生活動線の良さを高めたお住まいになっています。
こちらのお住まいをもっと見たい方はこちら>>「趣味の自転車を愉しむ土間空間とロフトのある平屋」
クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”
という意味を示しています。
あなたの想いを私たちに伝えてみませんか。
株式会社日立プロパティアンドサービス クレアカーサ ショールーム&モデルハウス
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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家づくりに役立つ情報をお届けしています。
・免許情報
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・執筆出演
・受賞歴など
住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会