『建て替え』と『リフォーム』悩んだ時の選び方

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古くなってきた我が家。そろそろ『建て替え』?それとも『リフォーム』?どちらにもメリット・デメリットがあるため、いざ選ぶとなると悩んでしまいますよね。そこで今回は、『建て替え』か『リフォーム』か迷った時に参考にしたい、建て替えとリフォームのメリット・デメリット、悩んだ時の判断基準についてご紹介します。

 


コラムのポイント
・『建て替え』と『リフォーム』、どちらを選んでも快適な暮らしを実現することはできますが、かかる費用や期間、新しくできる範囲、満足度などは大きく変わります。自分たちにとって最善の選択はどちらなのか、まずはメリット・デメリットをチェックした上で判断するようにしましょう。
・家の状態によっては判断がつかない時も多々あります。そんな時は、遠慮なくプロにご相談ください。家の状態に合わせて、建て替えがいいのか、リフォームがいいのか、費用や間取り変更などはどのくらい対応できるのか、などご希望に合わせてアドバイスさせていただきます。


 

 

 

『建て替え』と『リフォーム』どちらを選ぶ?

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古くなってきた我が家にこれからも快適に住み続けるためには、『建て替え』か『リフォーム』かを選ぶタイミングが必ず訪れます。

建て替えとは、現在住んでいる家を取り壊し、新たに家を建てることです。一方のリフォームは、部分的に修繕をしたり増改築をしたりすることです。どちらを選んでも快適な暮らしを実現することはできますが、かかる費用や期間、新しくできる範囲、満足度などは大きく変わります。どちらを選ぶのが自分たちにとって最善の選択なのか、まずはメリット・デメリットをチェックした上で判断するようにしましょう。

 

 

 

建て替えのメリット・デメリット

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まずは、建て替えのメリット・デメリットについてみてみましょう。

建て替えのメリット


メリット① 間取りの自由度が高い

今の家を取り壊し、再び家を建てる建て替えは間取りをガラリと変えることができます。今の間取りに囚われることなく、新しい間取りにすることで気分一新、新しい暮らしを楽しむことができるでしょう。

メリット② 住宅の性能アップ

建て替えをすることで、断熱性や耐震性など住宅の性能をあげることができます。高い断熱性の住まいは夏は涼しく冬は暖かく、快適な環境で暮らすことができます。

メリット③ ローンが組みやすい

建て替えなら、金利が高く借入金額が少ないリフォームローンよりも、借入金額が多く最長35年借りることができる住宅ローンを利用することができます。

 

建て替えのデメリット


デメリット① 工事期間の長さ

家を取り壊して新しく建てていく建て替えは、どうしても工事期間が長くなります。フルリフォームなら3〜4ヶ月で終わる工事が、建て替えの場合半年ほどかかることもあります。

デメリット② 法律による制限

都市計画法では用途地域というものが定められており、この規制によっては希望通りに建て替えできない可能性があります。その他にも、建ぺい率や容積率など様々な規制があり、把握した上で計画を建てておかないと後で困る可能性も。

デメリット③ 費用負担が大きい

建て替えは間取りの自由度が高いものの、やはり多額の費用がかかるのは大きなネックです。建築費だけでなく、仮住まいや引っ越し、建て替えたことで発生する税金など、どうしてもトータルコストがかかってしまうでしょう。

 

▶︎【戸建て】リノベーションのメリットデメリット|新しい暮らしを実現する計画の立て方

 

 

 

リフォームのメリット・デメリット

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次に、リフォームのメリット・デメリットについてみてみましょう。

リフォームのメリット


メリット① 比較的費用をおさえることができる

家のリフォーム費用はもちろんのこと、仮住まいや引っ越しにかかる費用をおさえることができるため、トータルコストをおさえることができます。

メリット② 工期が短い

フルリフォームでも、建て替えより短期間で終えることができます。忙しい毎日とのバランスを取りながら短期間で理想の住まいに変えられるのは、大きな魅力でしょう。

メリット③ 希望に合わせてリフォーム内容を選択できる

部分的な不満を解消できればいい、そこまで大掛かりな工事は必要ない、という時でも、リフォームなら必要なサイズ感で工事を進めることができます。

 

リフォームのデメリット


デメリット① 家の構造に不安が残る

築年数が経っている場合、リフォームだと家の構造には手を加えないため、耐震性や耐久性に不安が残る可能性があります。

デメリット② 間取りの自由度が低い

予算や工事内容、家の構造によっては、リビングを広げたい、部屋数を増やしたい、といった希望する間取りに変更できない可能性があります。

デメリット③ 費用が高額になる可能性も

部分的な補修ではなく、耐震性や断熱性をあげる工事、構造の補強工事をする場合は、建て替えよりも費用が高額になる場合があります。また、リフォーム中にシロアリ被害などの新たな補修箇所が見つかった場合もさらに費用がかかります。

 

 

 

『建て替え』と『リフォーム』悩んだ時の判断基準

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建て替えをするのか、リフォームをするのか、迷った時に大切なのは自分たちの『判断基準』です。判断基準を元に、どちらにするのか決めるようにしましょう。

 

今後住む年数

建て替えもしくはリフォーム後、どのくらいの期間住み続けるかによってどちらを選んだ方が良いのかが変わってきます。子どもたちも同じ場所に住み続けるのであれば建て替え、独立して家を出ていく可能性が高いのであればリフォーム、など状況に合わせて選ぶようにしましょう。
先のことはわからないため判断は難しいと感じるかもしれませんが、これを機に家族で話し合う時間を設けることで、住まいへの思いをすり合わせることができます。

建物の築年数

リフォームの方が安い、といっても元の構造が劣化していたり不安箇所が多かったりすると、表面だけ綺麗に整えても不安は残ります。特に建築基準法が改正された1981年よりも前に建てられた住宅は、現在の耐震基準を満たしていないことの方が多く、建て替えた方が安心して暮らし続けられる可能性が高くなります。

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築年数が古い、建築基準法改正前後に建てられたため構造に不安がある、といった場合は『建て替え』と『リフォーム』どちらを選べば今後も安全に住み続けることができるのか、という判断基準で決断を下すようにしましょう。

トータルコストとランニングコスト

建て替えよりもリフォームの方が、基本的には費用をおさえることができます。しかし、建て替えをして構造から強化することで、費用はかかりますが耐震強度の不安や数年後に改めてリフォームをする費用、手間をなくすことができます。
今後どれだけ今の家に住み続けるのかを考えた上で、建て替えやリフォームそのものにかかるコスト、10年後20年後にかかるコストも考慮しながら、どちらを選ぶのか決めると良いでしょう。

▶︎セカンドライフを楽しむリビングリフォームの基礎知識|失敗しないコツと注意点

 

 

 

『建て替え』か『リフォーム』で迷ったら…

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建て替えるのか、リフォームをするのか迷った時は、自分たちが求める暮らしにはどちらの選択が合っているのかをまず考えるようにしましょう。そうすることで、納得した上で次の行動に移すことができます。

ただ、家の状態によっては判断がつかない時も多々あります。そんな時は、遠慮なくプロにご相談ください。家の状態に合わせて、建て替えがいいのか、リフォームがいいのか、費用や間取り変更などはどのくらい対応できるのか、などご希望に合わせてアドバイスさせていただきます。

 

 

私たちRe.Life(リ・ライフ)(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、リフォーム・リノベーションをご提供しています。

一級建築士をはじめ、一級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなどのプロの有資格者がタッグを組み、大切なご自宅を生まれ変わらせるお手伝いをさせていただきます。

リフォームやリノベーションは、今あるものを活かすことができることが最大の魅力です。

お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。これが当社のリフォーム・リノベーションの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをいたします。

 

 

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監修者情報(株)日立プロパティアンドサービスリノベーションコラム編集部

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建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特‐4)第27062号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(13)第2476号 国土交通省
資格情報

一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、一級造園施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、茨城県住宅耐震リフォームアドバイザー、茨城県木造住宅耐震診断士ほか