フローリングをリフォームしたい!タイミングと費用相場
『傷や汚れが気になる…』『最近、浮いてきた気がする…』『床から伝わる冷気をどうにかしたい…』
フローリングに関するこんな悩みが増えてきたら、そろそろリフォームのタイミングです。ただ新しい床材に張り替えるだけでなく、畳をフローリングに変更したり新しく床暖房を設置したりと様々な種類があるフローリングのリフォーム。せっかくリフォームするなら、これからの暮らしがよりよくなるようなリフォームをしたいですよね。
そこで今回は、フローリングをリフォームするタイミングから費用相場、注意点まで気になるポイントをまとめてご紹介します。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・フローリングには様々な種類があり、どんな素材を選ぶのか、どんなリフォームをするのかによってかかる費用が変わります。
・詳しい費用相場に関しては、業者に相談して見積もりをもらうようにしましょう。費用や工事内容に迷った時はプロに相談し、納得のいくリフォームを進めていくことが大切です。
Contents
フローリングをリフォームするタイミング
フローリングの状態によって、リフォームをするタイミングは異なります。
築15年を超えたタイミング
築15年を超えたタイミングで、住まいの様々な箇所の劣化や故障が目立ってきます。フローリングも例外なく傷や汚れが目立つようになるため、このタイミングでのリフォームはおすすめです。しかしお住まいの気候や使用状況によっては、もう少し早く張り替えた方がいいこともあります。フローリングの状態によって、見極めるようにしましょう。
床鳴りやきしみが気になる
歩くたびに床が鳴ったりきしんだりする場合、フローリングではなく、下地部分や基礎が劣化している可能性があります。下地部分や基礎が劣化している場合、フローリングを張り替えても改善されず、すぐに同じような症状に悩まされることも。床鳴りやきしみが起こっている原因を突き止めて、その対処をした上でフローリングを張り替える必要があります。
日焼けが気になる
日当たりが良いリビングやダイニングなどは、直射日光があたりやすくフローリングが日に焼けてしまいます。あまりにも日焼けしてしまうと、色の違いが目立ち不恰好な印象になってしまうのはもちろん、乾燥からのひび割れなども起こる可能性もあります。日焼けによってフローリングの寿命は縮んでいるため、早めに対処するようにしましょう。
傷や汚れが目立つ
こまめにお手入れをしていても、時間が経つにつれて傷や汚れが目立つようになるフローリング。特に小さなお子様がいたり、ペットと暮らしたりしている場合その傷や汚れは顕著です。また、傷から汚れやペットの排泄物が染み込み、シミや臭いの原因になってしまうこともあります。傷が大きく広がったり怪我をしたりする前に、リフォームを検討しましょう。
ライフスタイルの変化
『子どもが大きくなり畳が必要なくなった』『ペットを飼うので丈夫なフローリングにしたい』『断熱性を上げるためフローリングも張り替える』など、ライフスタイルの変化もフローリングを張り替える大きなタイミングです。フローリングの張り替え以外の工事も伴うようになるため、大掛かりなリフォームやリノベーションも念頭において計画を立てていくのがおすすめです。
フローリングのリフォームにかかる費用相場
どのような内容の工事をするのかによって、フローリングのリフォームにかかる費用は変わります。
フローリングの種類と工法・それぞれの相場
フローリングは大きく2つの種類に分けられます。
無垢フローリング
木材から切り出した1枚板をそのまま使用する『無垢フローリング』は、自然の味わい豊かな素材感が魅力です。質感や肌触りが良い、調湿効果が高い、柔らかく足への負担が少ない、といったメリットがあります。一方で、傷が付きやすく反りやすいため、こまめなお手入れが必要です。
素材によって価格差はありますが、1㎡あたり約12,000〜30,000円が目安です。
複合フローリング
合板などの表面に、薄くスライスした木材や化粧シートを貼り付けてつくられた『複合フローリング』は、水回りや人の行き来が多い場所など、設置場所に適した素材を選ぶことができます。衝撃や傷、汚れに強く、比較的安価で手に入れることができます。デザイン性も高く、様々な柄や色の中から選ぶことができます。ただ、傷がついても補修が難しい、調湿作用がない、といったデメリットもあります。
こちらも性能によって価格差はありますが、1㎡あたり約5,000〜25,000円が目安です。
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畳からフローリングに変更する場合
使わなくなった6畳の和室をフローリングに変更する場合、
・無垢フローリングに変更… 約25〜30万円
・複合フローリングに変更… 約15〜25万円
・壁や天井をリフォーム… 約10〜20万円
・押し入れをクローゼットにリフォーム… 約10〜25万円
上記が費用の目安です。
和室と洋室では使用する天井や壁のつくりが異なるため、フローリングだけ変更するとちぐはぐな印象に仕上がってしまうことがあります。フローリングの変更だけでなく部屋全体のリフォームも合わせて検討してみましょう。
床暖房を新たに設置する場合
床暖房は、電気ヒーター式と温水循環式の大きく2種類に分けられます。電気ヒーター式は、床下に設置したヒーターを温めて使用、温水循環式はわかしたお湯を床下のパイプに循環させて使用します。6畳のフローリングに床暖房を設置する場合、
・床に電気ヒーターを直接貼り付ける… 約30〜50万円
・床を全面張り替えて電気ヒーターを設置する… 約50〜70万円
温水循環式の場合、給湯器や床暖房専用のヒートポンプの設置も必要になるため、上記の費用に加えさらに約25〜100万円かかります。
上記のリフォームにかかる費用はあくまで目安です。部屋の広さやフローリングの状態、選ぶ素材によって費用は大きく変わります。まずは業者に相談し、見積もりをとって検討するようにしましょう。
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フローリングをリフォームする時の注意点
リフォーム計画を立てる前に、いくつか注意したい点があります。
注意点① 素材のメリットデメリットをチェックする
フローリングには様々な種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。費用面を重視するのか、素材の良さを重視するのか、住む人によって重視するポイントは異なります。自分たちが重視しているポイントが満たされるのかを検討し、メリットデメリットを確認した上でフローリングの素材を選ぶようにしましょう。
注意点② メンテナンスの手間も考える
無垢フローリングは素材の良さが魅力ですが、一方でこまめなメンテナンスが必要になります。定期的なメンテナンスを楽しめる方ならおすすめですが、手間やストレスに感じるようであれば、複合フローリングを選ぶ方が良いでしょう。おしゃれさやデザイン性にこだわることも大切ですが、負担にならないような選択も大切です。
注意点③ まとめて工事する方が費用を抑えられることも
必要箇所のフローリングを張り替えるだけでなく、床暖房を設置するタイミングでの間取り変更リフォームや断熱リフォームなど、いずれ必要になる工事をまとめて行った方が長い目でみた時にトータルコストをおさえることができます。フローリングだけでなく、住まい全体がリニューアルされることでおうち時間をより一層楽しめることも踏まえ、検討してみるのもおすすめです。
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フローリングのリフォームに迷った時はプロに相談を!
フローリングには様々な種類があり、どんな素材を選ぶのか、どんなリフォームをするのかによってかかる費用が変わります。詳しい費用相場に関しては、業者に相談して見積もりをもらうようにしましょう。費用や工事内容に迷った時はプロに相談し、納得のいくリフォームを進めていくことが大切です。
私たちRe.Life(リ・ライフ)(株式会社日立リアルエステートパートナーズ)は、リフォーム・リノベーションをご提供しています。
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