玄関ドアのリフォーム|費用と注意点まとめ
鍵がかかりにくくなった、扉の開け閉めがスムーズに出来なくなった、などちょっとした不便や不満がストレスになっていませんか?新しい玄関ドアにリフォームすれば、そんなストレスはなくなる…とわかっていても、どのタイミングでリフォームすればいいのか、どんな玄関ドアを選べば良いのかなどわからないこともたくさんありますよね。
そこで今回は、玄関ドアをリフォームするタイミングや選び方、リフォームにかかる費用など基礎知識をまとめてご紹介します。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・部分的に修理をしたいのか、高性能な扉に変更したいのか、防犯対策をしたいのか、など玄関ドアをリフォームする理由は人それぞれです。自分たちがめざす形を実現するためには、どんなリフォームをしたら良いのかをしっかりと話し合った上で計画を立てていくようにしましょう。
・わからないことも多い玄関ドアのリフォーム。こちらの要望にしっかりと寄り添ってもらいながら、的確なアドバイスをしてくれる業者に依頼をして、理想にぴったりなデザインに変えていきましょう。
玄関ドアのリフォームを検討するタイミング
玄関ドアをリフォームするタイミングは、使い始めてからの期間やドアの状態から判断します。
鍵の抜き差しがしにくい、回りにくい
毎日使っている玄関の鍵穴も、使い続けるうちに劣化していきます。鍵の抜き差しがしにくくなった、鍵をかけようとしても回りにくくなった、という場合、一度点検をしてみましょう。
・鍵穴に埃が溜まっている
・鍵が変形している
・鍵穴が変形している、部品が壊れている
といった状態になっている時、そのような症状が起こります。
玄関のドアが開きにくい、閉めにくい
開ける時に力がいる、なかなか閉まらない、といった症状がみられる場合、
・ドアの建て付けが悪くなっている
・ドアクローザーが故障している
・家が歪み玄関ドアの枠が圧迫されている
などが原因として挙げられます。
玄関からの冷気が気になる
夏場の熱気や冬場の冷気など、どれだけ閉め切って冷暖房をつけていても室内の気温を一定に保つことが出来ない場合、玄関ドアそのものを見直す必要があります。
家の断熱性・気密性を高めるためには、
・外壁の断熱性
・窓や扉など開口部の断熱性
それぞれの対処をすることが大切です。特に玄関ドアは壁部分に比べると断熱性が低く、外気を通しやすくなっています。玄関から伝わってくる外気温が気になるようであれば、玄関ドアそのものを見直して断熱性を高めていく必要があります。
築年数が10年以上経っている
築10年を超えてくると、どんな家も劣化が気になり始めます。室内の壁紙や床材、外壁や屋根同様、玄関のドアも劣化しているので、築年数にも注意してリフォームを検討するようにしましょう。
傷や汚れが目立つ
長く使い続けていると、傷や汚れは目立つもの。広がりそうな傷、掃除しても落ちない汚れなどが気になる場合、防犯のためにも早めにリフォームをしましょう。
玄関ドアの選び方
玄関ドアといっても、その形や色は様々です。近年の玄関ドアは機能性も高いので、カタログやサンプルなどを見比べて選ぶのがおすすめです。
種類やデザイン
玄関ドアは、主に『開き戸』と『引き戸』の2種類に分けられます。間口が狭い玄関には開き戸、間口を広く取れる玄関には引き戸がおすすめです。ガラスがはめこんである片開きドアや格子がついている引き違い戸など、様々な扉があるので好みのデザインを選ぶと良いでしょう。
安心便利な電気錠
荷物が多い時、急いでいる時、手軽に鍵の開け閉めができる電気錠は、性能もさることながら鍵の閉め忘れを防ぐことができるのでとても便利です。カードキータイプや携帯をかざすタイプ、指紋認証タイプなど様々なものから選ぶと良いでしょう。
扉の防犯性
防犯対策をするためには、扉そのものの防犯性を高めることが大切です。ピッキングされにくい2ロックやガラス破り対策となるセキュリティサムターン、表面に多数のくぼみがついた複製困難なディンプルキーなど、防犯性の高い玄関ドアを選ぶようにしましょう。費用は高くなりますが、安心安全な暮らしを送るためには欠かせません。
夏は涼しく冬は暖かい断熱性
関東のような比較的温暖な地域では、複層ガラスを使った玄関ドアがおすすめです。冬場は室内の温度をいかに逃さないかということが大切ですが、玄関ドアのような開口部からは熱の58%が流出するといわれています。その流出を防ぐような性能の玄関ドアを選ぶことで、寒い冬はもちろん暑い夏も快適な暮らしを送ることが出来ます。
玄関ドアのリフォームにかかる費用と相場
玄関ドアのリフォームには、約50〜200万円かかります。現在の状態や希望する玄関ドア、希望するリフォーム内容によって費用は変わってくるため、以下の費用はあくまでも目安にしながら、実際にみてもらった上で提案や見積もりを進めていくようにしましょう。
約30〜50万円
・新しい玄関ドアに変更する
・引き戸から同じサイズの開き戸に変更する
約50〜100万円
・開き戸から引き戸に変更する
・引き戸から開き戸に変更する
・高性能の玄関ドアに変更する
約100〜200万円
・玄関ドアの変更と一緒に外構工事をする
・玄関アプローチをつくる
・玄関の土間を広くする
・車椅子で出入りできるように間取りを変更する
部分的に修理をしたいのか、高性能な扉に変更したいのか、防犯対策をしたいのか、など玄関ドアをリフォームする理由は人それぞれです。自分たちがめざす形を実現するためには、どんなリフォームをしたら良いのかをしっかりと話し合った上で計画を立てていくようにしましょう。
玄関ドアリフォームの注意点
玄関ドアをリフォームする際、次の点に気をつけて工事を進めていくようにしましょう。
サイズによって工法や費用が異なる
新しい玄関ドアにリフォームする方法として、カバー工法というものがあります。これは古い扉を外して枠だけを残し、その枠の上に新しい枠を取り付け、新しい扉を取り付けるというものです。この工法は最短1日で工事を終えることができる上、大掛かりな工事が必要ないため費用もかなり抑えることが出来ます。しかし、この工法が使えるのは同じサイズの玄関ドアのみです。サイズの違う玄関ドアに変更する場合は、費用も時間もかかることを考慮しておきましょう。
家全体のバランスを考える
せっかく玄関ドアをリフォームしたのに、なぜか玄関ドアだけ浮いてしまう…という失敗。これは家全体のバランスを見ずに、玄関ドアを決めてしまったために起こりがちな失敗です。玄関だけ色やテイストが違う、玄関と家の雰囲気が合っていない、という失敗をしないためにも、家全体のバランスを見ながら玄関ドアを選ぶようにしましょう。
最近は家と扉を組み合わせて、完成図を事前にチェックできる合成アプリなどもあるので利用してみるのもおすすめです。
業者選びは慎重に
わからないことも多い玄関ドアのリフォーム。せっかくなら、こちらの要望にしっかりと寄り添ってもらいながら、的確なアドバイスをしてくれる業者に依頼したいですよね。リフォームに関する知識だけでなく、デザインや性能に関する知識豊富な業者になら安心して依頼することができます。
当社は、信頼と実績のある日立製作所グループの総合力とネットワークを元に安全・安心・快適なリフォームに関する相談をすることができます。ぜひ一度ご相談ください。
理想の玄関ドアにリフォームするなら…
玄関ドアをリフォームすることで、ちょっと古くなってきたデザインも、傷や汚れが気になっていた部分も、豊富なバリエーションの中から理想にぴったりなデザインに生まれ変わらせることができます。
私たちRe.Life(リ・ライフ)(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、リフォーム・リノベーションをご提供しています。
一級建築士をはじめ、一級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなどのプロの有資格者がタッグを組み、大切なご自宅を生まれ変わらせるお手伝いをさせていただきます。
リフォームやリノベーションは、今あるものを活かすことができることが最大の魅力です。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。これが当社のリフォーム・リノベーションの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをいたします。