セカンドライフを楽しむリビングリフォームの基礎知識|失敗しないコツと注意点
定年退職や子どもの巣立ち、コロナ禍での働き方の変化など、生活スタイルが大きくかわる時。それはリビングリフォームのタイミングでもあります。思い切ってリフォームをして、悠々自適なセカンドライフを送る準備をはじめませんか?
このコラムでは、リビングリフォームのタイミングや計画の進め方、注意点など気になるポイントをまとめてご紹介します。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・暮らしが変わるタイミングは、新しい暮らしの準備を始めるタイミングでもあります。これからの暮らしをよりよくするためにも、早めにリフォームの準備を始めていきましょう。
・リフォーム計画時、他にもリフォームをしたいな…と思う箇所が出てくるかもしれません。そんな時は、まとめてリフォームをした方がトータルの費用はおさえることができます。状況に合わせて、リフォーム計画を立てていくようにしましょう。
暮らしの変化はリビングリフォームのタイミング
定年退職を機にリフォームをして、セカンドライフに備えるという方が多かったのはひと昔前までの話。最近は特に新型コロナウイルス感染症の蔓延や、それに伴う働き方や家での過ごし方の変化など、日々の暮らしが大きく変わったタイミングでリフォームをする方が増えています。
暮らしが変わるタイミングは、新しい暮らしの準備を始めるタイミングでもあります。これからの暮らしをよりよくするためにも、早めにリフォームの準備を始めていきましょう。
子どもの巣立ち
子どもが成人し巣立っていった後は、あれだけ狭いと思っていた部屋も余ってしまい、もったいない…と感じていませんか?夫婦2人の暮らしをより快適にするためには、リビングを少し広くリフォームして、のんびり過ごすことができる空間づくりが必要です。
定年退職
定年退職をすると、今まで以上に家で過ごす時間が長くなります。各々の部屋で過ごす時間も大切ですが、やはり長時間過ごすのはリビングです。これから歳を重ねていくことを踏まえ、段差をなくしておく、手すりをつけておく、といった予防をしておきましょう。
コロナ禍の働き方の変化
在宅勤務やリモートワークへと、働き方が変わった人も多いのではないでしょうか。今まではくつろぐだけのスペースだったリビングですが、これからさらに変化する働き方に備えるため、早めにリフォームをしてワークスペースを確保しておくと安心です。
リビングリフォームは段取りよく!
いざリフォームをするとなると、どうやって進めたらいいのかわからないこともたくさんありますよね。段取りよく進めていくためにも、次の3つを家族で話し合っておきましょう。
① リフォーム後のイメージを固める
リビングをリフォームしてどんな暮らしをしたいのか、何をして過ごしたいのか、などリフォーム後のイメージをまずは固めていきましょう。その上で、実現するためにはどんなリフォームをするのか、どこから始めたらいいのか、といった優先順位を決めていきます。優先順位が決まればリフォーム後の満足度も高くなるため後悔することも減りますし、打ち合わせなどもスムーズに進めることができます。
② 情報収集をする
どんなリフォームをしたいのかイメージが固まってきたら、情報収集をしていきましょう。お店やショールームを回って、実際に目で見て確認することでイメージを明確にすることができます。外出が不安、という場合も資料やカタログ、ホームページ、SNSなどから情報を集めることができるため、うまく活用することが大切です。
情報は日々更新されているため、最新の情報を集めておくようにしましょう。
③ 資金計画を練り直す
事前に予算は決めていても、『あれもいい!これもいい!』と素材やオプションにこだわってあっという間に予算オーバー…というケースは珍しくありません。ついつい理想を求めたくなりますが、リフォームは高額な費用がかかります。希望しているリビングリフォームにかかる費用はいくらくらいになるのか、自分たちの予算で足りるのか、といった資金計画はしっかりと練っておきましょう。
リフォーム内容によっては、補助金の利用や減税対象になるケースもあるため、事前に自治体やリフォーム会社に確認しておくと良いでしょう。
リビングリフォームの費用と期間
リフォーム箇所の多さや損傷具合など、状況によって工事内容が変わるためリフォームにかかる費用がいくらとは一概には言えませんが、目安は次の通りです。
予算:〜50万円
フローリングや天井、壁の張り替えだけの場合、予算50万円以内でリフォームすることができます。綺麗なものに張り替えるだけでリビングの印象はガラリと変わるため、予算はあまりかけられないものの、住まいに変化を持たせたいという時に最適です。
予算:50〜100万円
子どもが巣立った後やワークスペースの確保のためのリフォームの場合、リビングやキッチンなどの間仕切りを撤去する必要があるため、50〜100万円の予算が必要です。
予算:100〜150万円
間仕切りを撤去して開放感のあるリビングにすることに加え、さらに快適に過ごせるよう床暖房の設置なども合わせて行う場合100万円以上を想定しておきましょう。工事費用はかかりますが、電気代やガス代のランニングコストはおさえることができます。
リビングリフォーム、ここに注意!
後悔しないためにも、次のポイントに注意してリフォーム計画を進めていきましょう。
老後の暮らしを想定しておく
自分たちにはまだまだ関係のないことと思っていても、人は歳を重ねていきます。10年後も快適に暮らし続けられるよう、手すりを設置する、滑りにくい床を選んでおく、といったバリアフリー対策をしておきましょう。寒暖差によるヒートショックや段差でのつまずき、転倒などの老年期の事故で起こりやすいものをピックアップした上で、対策をリフォーム計画に反映させていくのがおすすめです。
暮らしの豊かさを上げる設備に投資する
リフォームには多額の費用がかかるため、無駄な出費は防ぎたいもの。しかし、リビングの設備にはある程度投資をする方が、暮らしをより豊かにすることができます。高性能な設備には汚れにくい、掃除しやすい、お手入れが簡単、といった家事を楽にする機能が備わっているため、投資した費用以上の『楽』を手に入れることができます。
程よい距離感を保つことができるリフォームをする
理想のセカンドライフを送るためには、夫婦の程よい距離感を保つことが大切です。一緒に過ごす時間も大切ですが、各々の趣味や仕事を楽しむことも大切です。どんなリフォームをすれば、お互いの距離感を保ちながら快適な暮らしを送ることができるのかを話し合ってみましょう。
ただ綺麗な空間にリフォームするだけでは、夫婦の距離感を保つことができずに喧嘩が増えてしまうかもしれません。そうなった場合、思い切って大掛かりなリフォームをした方が費用はかかりますが仲良く暮らすことができるでしょう。
リビングを広くするのであれば、個室もつくるようにする、それぞれの時間を大切にできるような部屋もつくる、といった工夫をしてみましょう。
セカンドライフを楽しめるリフォームを!
これからの暮らしを想定したリフォームをする場合、他にもリフォームをしたいな…と思う箇所が出てくるかもしれません。そんな時は、まとめてリフォームをした方がトータル費用はおさえることができます。
快適な暮らしを手に入れるためにも、納得のいくリフォーム計画を進めていきましょう!
私たちRe.Life(リ・ライフ)(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、リフォーム・リノベーションをご提供しています。
一級建築士をはじめ、一級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなどのプロの有資格者がタッグを組み、大切なご自宅を生まれ変わらせるお手伝いをさせていただきます。
リフォームやリノベーションは、今あるものを活かすことができることが最大の魅力です。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。これが当社のリフォーム・リノベーションの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをいたします。