上棟式(建前)
「建前があるから行こうよ!」
なんて子どものころ友達と餅ひろいに行っていたもの・・・
そう。今では珍しくなった建築の神事のひとつ、「上棟式」
先日、その上棟式が2箇所で同日に行われました。
餅まき(餅投げ)は建物の棟が無事上がった事を感謝し神様に工事の安全と完成を祈願するもので、ご近所の方や関係者を呼んで行われます。
お餅の他にお菓子などが投げられることが多く、幸せのおすそ分けをしたり古くは「厄払い」という意味合いもあったようです。
また上棟式では五色の旗(吹き流し)が立てられます。
「赤・青・白・黄・紫(黒)」の色の意味合いは諸説ありますが、古代中国の五行説に基づき五元素である『火・木・金・土・水』を色で表したもの、方位や季節を表したものなどがあるそうです。
自然や各四方の方位の守り神様に敬意をあらわし、お施主様はじめ集まられた方々にもご加護がありますように・・・
という願いも込められているのですね。
また一説では妊婦さんのお腹に巻くと安産になると言われているそうです。
昔から行われている神事は本当に奥深いですね^^
大人から子どもまで歓声をあげて楽しみ、工事の無事やこれからの暮らしの幸せを祈願する「上棟式」。
ご家族やご近所の方の心に残る一日となったようです。